南の万里の長城とはわかりやすく解説すると?中国ミャンマー国境問題

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こんにちは、ジュディです!

南の万里の長城とは何?
中国の目的って?
わかりやすく説明してほしい!

と疑問に思っていませんか?

そんな疑問にお答えできるように、今回の記事では南の万里の長城と呼ばれる、中国がミャンマーとの国境に建設中のフェンスについて解説していきます。

ジュディ
この記事はこんな人におすすめ!
・南の万里の長城とは何かわかりやすく解説してほしい
・ミャンマーとの国境にフェンスを中国が作っている理由が知りたい
ここでは中国に留学経験のある筆者が、南の万里の長城と呼ばれるミャンマーとの国境フェンスについてわかりやすく解説していきます。

どうぞご覧ください!


南の万里の長城とはわかりやすく解説

それでは南の万里の長城とは何か、わかりやすく解説していきたいと思います。

南の万里の長城とはわかりやすく解説 場所

南の万里の長城は、中国南部雲南省(うんなんしょう)とミャンマー北東部シャン州の国境付近に建設されています。

雲南省には、漢民族以外の少数民族が多く住んでいます。

特に多いのはイ族で、400万人をこえる人々が住んでいます。
雲南省全体の人口が4800万人(2018年)なので、10人に1人くらいの割合でイ族が住んでいる地域ということになります。

さらに、雲南省にしかいない少数民族は15ほど存在すると言われています。

実は、ここはずっと漢民族が支配する土地だったわけではありません。
明(1368~1644年)になるまで、漢民族に加え少数民族やモンゴル族などが入れ代わり立ち代わり支配する国でした。

ジュディ
今でも雲南省が異国文化漂う土地なのは、そういう歴史的背景があってのことなんだね

しかも、中国の首都・北京(ペキン)からは約3000㎞離れており、中央政権からすると監視の目が届きにくい地方なのではないか、と思います。

南の万里の長城とはわかりやすく解説 目的

ではなぜ中国政府は南の万里の長城を作ったのでしょうか。

ミャンマー電子メディア「イラワジ」は「中国国内から反体制派の人間がミャンマーへ逃亡するのを防ぐため」と見ています。

日本人にとっては少し理解しがたい感覚ですが、そもそも中国は民主主義国家ではないんですね。

日本では公共の福祉に反しない限り、言論の自由が保障されています。

どこの政党を選んでも自由ですし、世界中どこのサイトへアクセスすることもできます。
好きな本を読むことはもちろん、好きなように本を作ることだってできます。

ですが、中国は共産党の一党独裁なので政府が絶対です。
政府が有害だと判断した本は出版できませんし、サイトへもアクセスすることはできません。

特に有名なのがウィキペディアですね。
中国国内からウィキペディアへアクセスができないようになっているんです。

特に、中国共産党や中国政府、人民解放軍などの、要は現政府にとって都合の悪いことが書かれているページには絶対アクセスできないようになっています。

ちなみに2020年度の「世界報道自由度ランキング」では、中国は世界180カ国中177位、ほぼ最下位と評価されています。

ジュディ
北朝鮮とどっこいどっこいってことよね
やばすぎ

そうそう、中国では古来から「歴史は勝者が作る」という概念が強くあるんです。

中国の歴史書はすべて勝った側が好きなように編纂(へんさん)してきました。

だから現政府もそれに忠実に、自分たちが正義であると主張するために不都合な事実は絶対に見せないようにしている、ということなんですね。

そうやって政府に歯向かう人たちを力づくで制圧しようとすると猛反発が起き、国外へ逃亡しようとする人たちも出てきます。

それを防ごうというのが今回の南の万里の長城の目的なんです。

余談:万里の長城とは わかりやすく解説

「でも、本来の万里の長城って異民族の侵入を防ぐためのものじゃなかったっけ…?」と思われたあなたはするどいです。

そうなんです、本来の万里の長城は異民族からの侵入を防ぐため作られたものなんです。

戦国時代、群雄割拠する各国の王たちが外敵に備えるため外壁を作りました。
バラバラに作ってあったそれを、中国全土を統一した秦の始皇帝がまとめてつなげたのが万里の長城なんですね。

だから、今回建設された南の万里の長城は、本来の長城の性質は真逆と言って差し支えないものなんです。

もしかすると、今後もっと適切な名称に変えられるかもしれませんね。

南の万里の長城とはわかりやすく解説 まとめ

南の万里の長城とは、わかりやすく、中国、ミャンマー、国境問題

以上、南の万里の長城とは何か、中国ミャンマー国境問題についてわかりやすくお伝えしました。
最後におさらいしておきましょう。

南の万里の長城とはわかりやすく解説
  • 中国雲南省とミャンマー北東部シャン州の国境付近に建設
  • 雲南省は少数民族が多く、10人に1人がイ族
  • 漢民族がずっと支配してきた土地ではない上、首都北京から3000㎞離れており監視の目が届かない土地
  • 中国政府は一党独裁で検閲が厳しい
  • 言論の自由がなくウィキペディアも見られない
  • 反対派は力づくで弾圧する政治体制
  • 南の万里の長城は反対派が逃げないようにするために建設された

南の万里の長城とは何かがわかって、中国の怖さが垣間見えたのではないでしょうか。

ここ100年ほどの間こそ力が弱まっていましたが、本来中国は世界の覇者です。
やるとなったら規模が大きいですし、発想が日本人とはまるで違います。

ジュディ
一般庶民はいい人が多いんだけどなあ

尖閣諸島問題もありますし、今後の中国の動向には特に注意していきましょうね。